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2024/11/08

医療脱毛の施術間隔はどのくらい?間隔をあける理由・部位別のベストなタイミングも解説

医療脱毛の施術間隔はどのくらい?間隔をあける理由・部位別のベストなタイミングも解説

「脱毛をしたいけど、どのくらいの頻度で通えばいいのかわからない」「脱毛を完了するまでにどのくらい通院すればいいのだろう」と疑問を持つ方も少なくないでしょう。

医療脱毛を効果的に行うためには、毛周期を見極めて通院し、施術していく必要があります。毛周期とは毛が生えてくるスピードのことです。部位によって毛の生える速度が変わります。

この記事では、身体の各部位の毛周期と脱毛施術の回数の目安について解説します。脱毛を行うか悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。

医療脱毛の施術間隔はどのくらい?

医療脱毛
医療脱毛の施術間隔は部位によって異なります。およそ2~3ヶ月間隔での照射が理想です。

その理由は、脱毛の原理を知ると理解しやすいでしょう。
脱毛方法は、大きく分けて熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。

熱破壊式は、毛根と毛包と呼ばれる毛の根の部分の組織である、毛乳頭や毛母細胞を破壊します。

この細胞を破壊すると、毛を生やす機能を持つ細胞が失われて毛が生えなくなるか、もしくは細胞がダメージを受け発毛ができない状態になり毛を生えなくすることができるのです。

毛を生やす機能が失われると、ほとんどの場合は半永久的に脱毛効果を維持できるといわれています。
熱破壊式の脱毛レーザーは黒い色素に反応するように作られています。そのため、メラニン色素を持つ成長期の毛にのみ反応し、脱毛効果が期待できます。

対して蓄熱式は、バルジ領域という毛乳頭や毛母細胞に発毛を促す部分に熱を加えていくものです。
この部分が破壊されることで、毛を生やす指令が毛乳頭や毛母細胞に届かなくなり、脱毛効果が期待できます。

この熱破壊式の脱毛レーザーと蓄熱式の脱毛レーザーの力を効果的に発揮するためには、施術間隔が重要です。施術間隔は毛の生えるスピードの理解が必要です。

毛が生え変わるサイクルを毛周期といいます。毛周期は成長前期・成長後期・退行期・休止期に分けられます。

成長期は毛が現在成長している時期、退行期は成長が終わり毛が抜けようとしている時期、休止期は毛が次に生えるための休憩時期のことです。

成長期の毛は毛根部分までしっかりあるので、脱毛レーザーの熱が届いて脱毛効果を発揮しやすい時期です。
この毛周期は身体の部位により異なりますが、およそ2~3ヶ月おきに施術することをおすすめします。

施術間隔をあける理由は?

施術の様子
少ない回数でより効果的に脱毛をしていくには施術間隔が重要であり、およそ2~3ヶ月おきの施術がおすすめです。

早く毛を無くしたいからといってこまめに脱毛を行っても、期待した効果を得られない可能性が高く、場合によってはリスクもあります。

効果的に脱毛を行うために、なぜ間隔をあけなければいけないのかを解説します。

毛周期に合わせて行った方が効果的なため

毛周期は成長前期・成長後期・退行期・休止期に分けられます。

この毛の発育サイクルのなかで、脱毛効果を発揮できるのは、成長期の毛のみです。
脱毛で使う照射レーザーは成長期の毛のみに反応するためです。

しかし、成長期の毛は毛穴の約10~20%ほどしかないといわれています。
休止期の毛が成長期となり毛が生えてくるまで時間がかかるため、施術期間をあける必要があるのです。

肌トラブルを防ぐため

医療脱毛は、頻繁に行うと、やけどや毛嚢炎などのリスクを伴う可能性がある施術です。

脱毛レーザーを照射すると、毛だけでなく肌にも熱が加わるため、炎症を起こしている状態になります。

この炎症が起きているときに再度レーザーを照射してしまうと、炎症を強めることになり肌の赤みが長引いたり、痛みや水ぶくれを伴うやけどになったりする可能性があるのです。

やけどは重症度によって、色素沈着や肌の色が抜け白っぽくなる色素脱失という状態にもなり得ます。

また、皮膚には常在菌があります。代表的な3つが、表面ブドウ球菌・アクネ菌・黄色ブドウ球菌です。
表面ブドウ球菌は、皮膚にとってよい働きをする美肌菌のことです。
グリセリンという保湿効果のある成分を出しています。

アクネ菌は皮膚を弱酸性に保つ働きがあり、表皮ブドウ球菌が繁殖しやすい環境を作る役割を持っているのが特徴です。
アクネ菌が減少すると表皮ブドウ球菌も減少し、皮膚が乾燥する原因にもなります。

黄色ブドウ球菌は皮膚がアルカリ性に傾くと、炎症を起こしてしまう可能性のある菌です。
レーザーを照射するとレーザーの熱でこれらの肌の常在菌のバランスが崩れます。

このバランスが崩れることで肌のバリア機能が低下し、皮膚トラブルに発展するのです。

これにより、感染や炎症を起こし毛嚢炎が生じる可能性があるでしょう。

たとえ施術間隔が適切でも、施術後にはこれらの肌トラブルが起きやすい状態です。
もし肌トラブルが出現してしまったときには医療機関を受診し、適切な処置を受けることをおすすめします。

メディカルエピレーションクリニックでは、丁寧なカウンセリングを行なっています。施術による悩みや不安がありましたらお気軽にご相談ください。

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部位別のベストなタイミングは?

施術前のカウンセリング
脱毛は成長期の毛にのみ反応して効果を発揮します。
そのため、脱毛1回の照射で反応する毛は、全体の20%程度といわれています。

毛周期に合わせ、成長期の毛が生えているタイミングで通院することが大切です。

しかし成長期の毛を正確に見極めることは難しいため、成長期の毛が多い時期に施術を行うようにしましょう。
ここからは身体の各部位の脱毛を行うのに効果的なタイミングを解説します。

全身脱毛

全身脱毛の場合、2~3ヶ月ごとの通院がよいでしょう。
特にはじめの3回程度は脱毛レーザーに反応する毛が多くあるため、2ヶ月おき程度の通院がおすすめです。

4回目以降は身体全体の毛量が少なくなってきます。毛の生えるスピードも遅くなってくるため、毛が生えそろった頃の、約4ヶ月空けてから施術するのがよいでしょう。

ワキ

ワキの脱毛は2~3ヶ月おきがよいでしょう。

脇毛の生えるスピードは、1日でおよそ0.3~0.4mmです。長さが3~5cmほどに伸びてから抜け落ちます。

約4ヶ月間は成長期とされており、毛が抜け落ちてから約4ヶ月間の休止期を経て、再度成長期の毛となります。
ワキの毛は太くてメラニンがしっかりあることがほとんどなので、脱毛の効果がわかりやすい部位です。

腕・脚

腕・脚の脱毛は1.5~2ヶ月おきがよいでしょう。

腕や脚の毛の成長は1日に0.2~0.4mm程度です。成長期のサイクルは3~5ヶ月ほどといわれています。

皮膚の表面面積が広いため、毛の生えている部分によって毛の成長速度が異なっていることがあります。
全体の毛がどの程度減ったか確認しながら、定期的に通院するようにしましょう。

胸・お腹・背中

胸・お腹・背中の脱毛は1.5~3ヶ月おきがよいでしょう。
毛の成長期のサイクルは3~5ヶ月ほどです。

毛が細く範囲が広いため、効果実感はほかの部位に比べてわかりにくい傾向にあります。
そのため脱毛終了までも回数が増える傾向にあります。

VIO

VIOの脱毛は1.5~2ヶ月おきがよいでしょう。

VIOは退行期と休止期の期間が1年程度と長いのが特徴です。

成長期の毛の脱毛が終わった頃に眠っていた毛が生え始めるので、施術頻度を変えず通院が必要になることがほとんどです。

お顔は1~2ヶ月おきに通院するのがよいでしょう。

成長期が1~2ヶ月、退行期と休止期の期間も2ヶ月と短いのが特徴です。
また、産毛がたくさんあるので、脱毛レーザーが反応しにくいです。そのため、通院回数がたくさん必要になることがあります。

一度に複数ヵ所の脱毛施術を行っていると、どの部位がどの間隔で施術をすればよいかわからなくなってしまう可能性があります。

メディカルエピレーションクリニックでは、各部位の脱毛状況に合わせて、どの程度間隔をあけて施術するべきかご案内をしています。
脱毛に興味のある方は、メディカルエピレーションクリニックへご相談ください。

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脱毛完了までの部位別の回数の目安は?

美しい肌を手に入れた女性
何回程度脱毛を行うと毛量がどの程度減るのかと、脱毛完了までの回数の目安を解説します。

どの程度まで脱毛したいかによって脱毛完了までの回数が異なります。
ご自身の目指している肌に合わせた脱毛回数となるよう、参考にしてみてください。

全身脱毛

全身の50~80%の毛がなくなり、自身での処理が楽になった状態を脱毛完了と捉えるのであれば、約5回の照射でよいでしょう。

毛のないツルツルの肌を目指す場合には5回以上、8~10回程度の施術が必要といわれています。

ワキ

ワキの毛はほかの部位よりも濃いため、レーザーに反応しやすく、一般的に脱毛の効果を実感するのが早い部位です。

脱毛前より毛を少なくしたいのであれば、3回程度の脱毛でも十分効果を実感しやすいでしょう。
自己処理を楽にしたいのであれば5回程度、毛のないツルツルな肌を目指す場合は、一般的に8回~10回程度の脱毛が必要です。

腕・脚

腕や脚は毛が濃くレーザーに反応しやすいため、一般的に効果の実感が早い部位です。

毛を脱毛前より少なくしたい場合、2~3回の脱毛でも効果を実感しやすいでしょう。
自己処理をかなり楽にしたいのであれば5回程度、お手入れのいらないツルツルな肌を目指すのであれば8回程度の脱毛が必要といわれています。

胸・お腹・背中

胸・お腹・背中の毛は細いことがほとんどです。
細い毛はメラニンが少ないため、レーザーの光が反応しにくく、ほかの部位よりも脱毛回数が多い傾向にあります。

脱毛前より少し毛量が減ったと感じるのには3回程度、自己処理がかなり楽になるには5回程度の脱毛が目安です。
産毛もないツルツルな肌を目指す場合には、10~14回程度の施術が必要になることがあります。

VIO

VIOは毛量が多く、毛が太いです。
メラニンがしっかりあるのでレーザーは当たりやすいですが、毛根がしっかりしているので、痛みを伴うため出力を下げることがあります。そうすると脱毛回数は増える傾向にあります。

5回程度の脱毛で、毛が細くなり全体として薄く見えるでしょう。7回程度脱毛すると、一般的にまだ毛が生えてはいるものの、自己処理はかなり楽な状態になります。

ハイジニーナを目指す場合、10~12回程度が目安です。

お顔は産毛が多く、メラニンが少ない毛なので脱毛レーザーが反応しにくいです。

そのため回数を重ねていく必要があります。およそ8回程度の脱毛レーザー照射が必要になるでしょう。

特に鼻下や口周りなどは毛がなかなか抜けきらず、何度も生えてくることがあります。
そのため、毛が1本もないツルツルな肌にするためには、10~14回程度の脱毛が必要になる場合があるでしょう。

医療脱毛の施術間隔

ポイントを示す女性
ここまで解説してきた施術間隔と施術回数の目安は下記のとおりです。

  • 全身:2~3ヶ月おきに5~10回程度
  • ワキ:2~3ヶ月おきに3~8回程度
  • 腕、脚:1.5~2ヶ月おきに3~8回程度
  • 胸・お腹・背中:1.5~3ヶ月おきに3~8回程度
  • VIO:1.5~2ヶ月おきに3~10回程度
  • 顔:1~2ヶ月おきに8~10回程度

どの部位もあくまで目安であり、満足できる効果を得るまでの回数は人によって異なります。

脱毛で毛量が減ってくると成長期の毛も減るため、成長期の毛が生えそろったタイミングでの施術が必要になり、施術間隔は長くなることがほとんどです。

また、毛のないツルツルな肌を目指す場合には、上記より施術回数が増えることがあります。

メディカルエピレーションクリニックでは、効果を得やすいようにスケジュールの提案をしています。そのため、施術間隔や施術回数に悩むことなく通院できるのが魅力です。
ぜひご自身がどの程度の脱毛を行いたいのか、お気軽にご相談ください。目安となる施術回数をご提案します。

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【医師紹介】メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。

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