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全身の脱毛部位のなかでも、こまめなお手入れが欠かせないお顔の脱毛には興味を持つ方が少なくありません。
身体のなかでも目立つ場所であるからこそ、ほかの部位以上に後悔の少ない方法を選びたい部位です。
顔脱毛は、煩わしい毛のお手入れから解放されるだけでなく、肌のトーンアップや毛穴を目立ちにくくさせる効果にも期待できます。
本記事では、 顔脱毛の効果・メリット・デメリット・脱毛にかかる期間・後悔しない脱毛を受けるための注意点について解説します。
お顔の医療脱毛を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
顔脱毛の効果やメリット
顔脱毛で得られるうれしい効果は、気になる毛が処理されるだけではありません。
肌のトーンアップ・毛穴の引き締まり・メイクのりがよくなることなどそのメリットはさまざまです。
顔脱毛の施術を通して得られるいくつものメリットから、肌が本来持っている美しさを引き出す相乗効果が期待できます。
トーンアップ効果が期待できる
脱毛前の肌は産毛で覆われた状態です。産毛はとても細いため、著しく肌の色を変えるわけではありません。
しかし、剃毛した肌と比べると産毛の生えた状態の肌は、ややくすんで見えるでしょう。
自身でシェービングをしたときにもこのトーンアップ効果は感じられますが、定期的な自己処理は肌に負担をかけます。
顔脱毛では繰り返す肌への負担を減らして本来の血色感溢れる肌へのトーンアップ効果が期待できます。
毛穴が目立ちにくくなる
顔脱毛後は、脱毛前と比べて毛穴が目立ちにくくなります。これは、毛穴から生えていた毛がなくなるためです。
毛がなくなることで目立ちにくくなるほかにも、施術前まで自身で毛の処理をしていた場合は、自己処理によって肌荒れをしていた可能性があります。
肌荒れはキメの乱れを引き起こすため、さらに毛穴を目立ちやすくする原因です。
顔脱毛は、自己処理による肌トラブルを減らし、毛をなくすことで、肌荒れしにくく毛穴が目立ちにくい肌へと導きます。
メイクのノリがよくなる
顔脱毛には、メイクのノリをよくする効果があります。本来、メイクのノリは肌のコンディションに影響されます。
しかしこれを左右するのは、肌の状態だけではありません。脱毛を行っていない肌は、とても細い産毛で覆われている状態です。
メイク前に行うスキンケア・化粧下地・ファンデーションは、肌の状態だけでなく、産毛の有無も肌への密着度に影響する要素です。
顔脱毛で産毛を取り除くと、スキンケアやメイクの密着度が高まり、メイクのノリがよくなって崩れにくくなる効果が得られます。
また、産毛がないことでメイクにムラができにくくなり、自然で美しい仕上がりが叶います。
セルフケアによるトラブルを減らせる
お顔はほかの部位とは異なり、身体のなかでも衣類で隠すことが難しい場所です。
そのため身だしなみのために定期的な毛の処理が必要となりますが、毛の自己処理は肌に負担がかかります。
特に眉周りなどの濃い毛には、毛抜きを使う方も少なくありません。しかし毛抜きによる毛の処理は毛穴を傷つける可能性があるため、できれば控えたい方法です。
また、日常のお手入れとしてよく使用されるカミソリは皮膚表面を傷つけやすく、この傷は肌荒れの原因になります。
顔脱毛では毛を処理する煩わしさがなくなるだけでなく、セルフケアによる肌の負担を減らすことに有効です。
顔脱毛のデメリット
顔脱毛にはさまざまなメリットがありますが、一方で施術前に理解しておきたいデメリットもあります。
しかし顔脱毛のデメリットには、それを補うようなメリットがあったり、しっかりと理解しておけば対策を取れたりします。
ここでは顔脱毛の4つのデメリットとそれに対する対策を解説します。
何度も通う必要がある
医療脱毛の場合、エステサロンで使用されている脱毛機器よりも照射パワーが強い機器での施術が可能です。
しかし、脱毛する部位の毛周期に合わせて通常5〜10回程度の施術が必要となります。
エステサロンで使用している機器の場合、この2〜3倍の回数が必要であることを考えると医療脱毛での施術のほうが通う回数は少なくすみます。
脱毛の施術にはいくつかのコースが用意されているので、回数を抑えたい方は顔脱毛のコースを選択するといでしょう。
施術時に痛みを感じやすい
お顔の毛は細い産毛がほとんどで、身体のなかでは毛量も少ない部位です。
そのためお顔は、毛が太く毛量のある部位と比べると、脱毛の医療レーザーによる痛みは感じにくい部位とされています。
しかし身体のどの部位においても痛みの感じ方には個人差があるので、なかには痛みを感じる方もいます。
私たちのクリニックでは、契約前にテスト照射することが可能です。施術の際に麻酔クリームを使用することもできるので、痛みが心配な方や不安な方はご相談ください。
施術できない部位がある
顔脱毛では、目・まぶた・唇を避けてお顔全体に施術を行います。
目の周りやまぶたは、レーザーによる危害を防ぐため、施術はできません。
医療脱毛に使用しているレーザー機器は、パワーがとても強く目への照射は避けなければいけません。
そのため顔脱毛は、レーザーの照射前にゴーグルで目を保護したうえで施術を行います。
肌トラブルが起こる可能性がある
脱毛レーザーの照射は、肌トラブルを起こす可能性があります。顔脱毛によって起こる肌トラブルは、以下のとおりです。
- 毛嚢炎
- 肌の赤み
- 火傷
- 色素沈着
毛嚢炎は毛穴の奥に雑菌が入り込み、炎症を起こしてしまった状態です。
通常、肌のバリア機能が作用するため、毛穴へ雑菌が入りこむことはあまりありません。
しかし施術後はこの機能が低下した状態になるため、毛嚢炎が起こりやすくなります。
肌トラブルは、十分注意して施術をしていても起こってしまうことがあります。
しかし、このようなリスクを抑えるには、自身の肌の状態をしっかりと把握して施術してもらうことや経験豊富な医師や看護師からのアドバイスを事前にもらっておくことが重要です。
またエステサロンとは違い、クリニックでは肌トラブルが起こったときに直接相談ができます。
メディカルエピレーションクリニックは、日本皮膚科学会 皮膚科専門医が在籍しており、豊富な経験を活かした丁寧なアドバイスを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。
\ お気軽にご相談ください /
顔脱毛で効果が得られるまでの期間はどのくらい?
脱毛施術は、一度では期待する効果のすべてを得られません。
医療脱毛とエステサロンでの脱毛では使用できる機器が異なるため、施術回数も違います。
エステサロンでの脱毛では脱毛機器からの照射できるパワーが弱いため、十分な効果を得るには、施術を15〜24回程度行う必要があります。
一方、医療脱毛で扱う機器は照射パワーが強いため、5〜10回程度の照射回数で済みます。
脱毛施術の効果は個人差が大きく、1回の照射でも効果を感じる方から複数回かけて実感される方までさまざまです。
施術後2週間程から毛が抜け始めて、3週間から1ヶ月程度で照射を受けた毛は抜け落ちます。
1度の施術で効果を得られますが、その後も毛周期に合わせて次に生えてくる毛に対して、繰り返し脱毛を行う必要があります。施術によって脱毛されるのは、成長段階にある毛だけです。すでに抜け落ちる直前の毛や、まだ生えていない毛穴の毛は脱毛されません。
そのため次に毛が生えてくるタイミングでの施術が必要となります。
繰り返し施術を行ってかかる脱毛期間は、早くても5ヶ月です。
お顔の毛は細い毛が多く太い毛よりも効果が現れにくいため、さらに長い期間になる可能性があると考えておくとよいでしょう。
後悔しないための注意点
顔脱毛の施術には、脱毛期間を延長させてしまったり、肌トラブルを引き起こしてしまったりする落とし穴がいくつかあります。
これは施術前から施術後まで、いくつかのポイントに気をつければそのリスクは下げられるものばかりです。
ここでは顔脱毛を受けるにあたって、後悔しないための注意点を解説します。
ニキビがある場合には注意が必要である
ニキビが炎症を起こしている場合には、その部位に脱毛レーザーの照射は行えません。
このような場合には肌の状態を整えて炎症がおさまったことを確認し、あらためて施術を行います。
この期間の分、脱毛期間が長くなる可能性があるため、施術前はしっかりとスキンケアをしておくことが大切です。
施術時にはメイクを落とす
お顔以外の部分の脱毛の場合には、メイクをしたまま施術を受けられます。
しかし顔脱毛の施術の場合は、メイクをしたまま受けることはできません。
これにはいくつかの理由があります。
メイクによって、肌への照射が均等にならず、ムラのある仕上がりになります。
また、レーザーの光がメイクによって阻害され、毛根へ届きにくくなって効果が弱まる可能性があります。
さらに、化粧品には、さまざまな成分が含まれており、そのなかにはレーザーの光や熱に反応する可能性があります。
このような成分が含まれていた場合、肌トラブルが起こるかもしれないため、あらかじめメイクを落としておくことが大切です。
施術前後の日焼けに注意する
日焼けは肌へのダメージが大きいため、施術前後には十分な注意が必要です。
脱毛時に使用する医療レーザーは、日焼けした肌に行うことができません。
見た目は変わらなくとも日焼け後の肌はとてもデリケートな状態です。そこに施術を行うと強い赤みや痛みなどの肌トラブルの原因になる可能性があります。
施術前はもちろん、施術後も日焼けへの注意を怠ってはいけません。脱毛施術後の日焼けは色素沈着を起こす原因です。
帽子や日傘などを使用して、直接日光に当たらないよう気をつけたり日焼け止めクリームを塗ったりして、しっかりと紫外線対策をしましょう。
乾燥に注意する
顔脱毛を受ける施術前後には、普段以上に乾燥に注意しなければなりません。
施術時の肌は、あらかじめ肌荒れをしていない状態に保っておく必要があります。
これは肌荒れがひどい場合には、施術を行うことができないからです。
また、顔脱毛の施術後にも乾燥には注意が必要です。
脱毛レーザーを照射した肌は、とてもデリケートな状態になっています。
施術後には赤みを抑えるための塗り薬が処方されますが、これと合わせて保湿を行います。
肌の赤みは処方された塗り薬を塗布して保湿を心がければ、数日中にはおさまることがほとんどです。
施術後に4日以上赤みが引かない場合には、安易に自己判断せずにクリニックへ相談しましょう。
メディカルエピレーションクリニックは、日本皮膚科学会 皮膚科専門医が在籍しているため、皮膚トラブル時にも直接相談が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
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顔脱毛のメリット・デメリット
本記事では、顔脱毛のメリット・デメリットについて解説しました。
顔脱毛では、ムダ毛の自己処理の手間がなくなるだけでなく、化粧ノリがよくなることや美肌の効果を期待できます。
一方で複数回通う必要があることや、肌トラブルのリスクは理解しておくべきデメリットです。
また施術前後は日焼けに注意して、しっかりと保湿を行いましょう。
これらのポイントを踏まえたうえでさらに後悔の少ない顔脱毛の施術を受けるためには、信頼できるクリニック選びが大切です。
メディカルエピレーションクリニックでは、思わぬ肌トラブルのリスクを下げるため、丁寧なカウンセリングを行っています。
ご不安な点や詳細は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。
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1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。