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2024/12/02

医療脱毛の痛みに麻酔は必要?麻酔の種類・メリット・デメリットを解説

医療脱毛の痛みに麻酔は必要?麻酔の種類・メリット・デメリットを解説

医療脱毛には興味があるけど、痛みが心配で脱毛するのをためらっていませんか?

医療脱毛はサロン脱毛と違ってレーザーの出力値が大きいため、永久脱毛ができたり脱毛効果を早く感じられたりする反面、部位によっては痛みを伴うことがあるのも事実です。

そこで知っておきたいのが麻酔を使用した医療脱毛です。

麻酔の使用により痛みや不快感を軽減でき、より快適に医療脱毛を受けられます。

この記事ではどのような方に麻酔がおすすめなのか、医療脱毛で使用する麻酔の種類やそのメリット・デメリット、麻酔を使用する際の注意点について解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

医療脱毛の痛みに麻酔は必要?

医療脱毛の痛みに麻酔は必要?

医療脱毛はエステサロン脱毛と違い、医師が常駐する医療機関で行います。

そのため麻酔の利用が可能ですが、医療脱毛を受けるすべての方に麻酔が必要なわけではありません。

医療脱毛の痛みは輪ゴムで肌を弾かれたような痛みと表現されるのが一般的です。

痛みの感じ方には個人差があり、脱毛する部位によって感じる痛みの強さも異なります。

また医療脱毛は複数回通うことで脱毛効果を発揮するため、定期的に通うためにも毎回の施術をいかに快適なものにするかが重要です。

ここではどのようなケースで麻酔が必要になるのか詳しく解説します。

痛みの感じ方には個人差がある

医療脱毛の痛みの感じ方には個人差があります。

そのため、痛みに敏感な方や施術に大きな不安がある方は、麻酔の使用を検討してみるとよいでしょう。

レーザー出力と照射部位が同じであっても、耐えられる痛みと感じる方もいれば、耐えられない痛みと感じる方もいます。

痛みの感じ方は人それぞれ異なるのは当たり前であり、痛みに弱いから医療脱毛を受けられないということはありません。

痛みに敏感な方でも、麻酔の使用により痛みや不快感を軽減でき、リラックスした状態で医療脱毛を受けられるでしょう。

メディカルエピレーションクリニックでは痛みに対して不安がある方には、ご契約前にテスト照射を受けていただくことができます。

ぜひ一度ご相談ください。

\ お気軽にご相談ください /

脱毛する部位によっても痛みの感じ方が違う

医療脱毛で痛みを感じるのは医療脱毛のメカニズムによるものです。

医療脱毛はレーザーが毛の黒い色素であるメラニンに反応し、その際に発生した熱が毛根にある毛を生やす細胞(毛母細胞)を破壊することで永久脱毛が可能になります。

ただしレーザーにより発生した熱は毛母細胞だけに作用するわけではなく、同時に毛の周囲の皮膚にも伝わるため、その熱が痛みとして感じられます。

医療脱毛で痛みを感じやすいとされている部位は、太い毛が密集している部位・皮膚が薄い部位・神経や血管が集中している部位です。

具体的には顔面・わき・VIOなどが痛みを感じやすい部位のため、これらの脱毛をする方は麻酔の利用を検討してみてもよいでしょう。

加えて、これらの脱毛部位は毛が太く濃いため、ほかの部位に比べて脱毛に時間がかかる傾向にあります。

麻酔の使用により、痛みをおさえられると同時にレーザーの出力レベルを高められ、結果として脱毛効果を早く感じられる場合もあります。

医療脱毛で使用される麻酔の種類

医療脱毛で使用される麻酔の種類

医療脱毛で使用される麻酔にはいくつかの種類があり、麻酔クリームと笑気ガス麻酔が主に使用されています。

どちらの麻酔も非侵襲性で気軽に利用できる一方、痛みを完全になくす働きはなく、痛みを軽減したり感じにくくしたりする働きをします。

それぞれの麻酔の特徴をみていきましょう。

麻酔クリーム

麻酔クリームは肌に直接塗り込むタイプで、表面麻酔に分類されます。

リドカインと呼ばれる薬剤が皮膚や粘膜の感覚神経の働きを一時的にブロックすることで、痛みを感じにくくさせます。

使用方法は、施術時間の30分前を目安に患部に麻酔クリームを厚めに塗り、ラップなどで覆って薬剤を肌に浸透させるのが一般的です。

30分程経過し肌の感覚が鈍くなり始めたら、塗布したクリームはふき取り、照射を開始します。

メディカルエピレーションクリニックでは、麻酔クリームを使用した方法を用意しています。

麻酔を使用した医療脱毛に興味のある方は、ぜひ一度メディカルエピレーションクリニックの無料カウンセリングでご相談ください。

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笑気ガス麻酔

笑気ガス麻酔とは、亜酸化窒素と呼ばれる麻酔作用をもつ気体と酸素の混合ガスを鼻から吸入することで鎮静効果や鎮痛効果を発揮する方法です。

吸入している間、麻酔の効果が持続するため、施術終了まで吸入したまま脱毛を行います。

笑気ガスを吸入して数分程度で麻酔の効果が現れますが、完全に意識がなくなるわけでなく、意識レベルが少し薄れる程度でコミュニケーションを取ることも可能です。

人によって麻酔の感じ方は異なり、身体が温かく感じたり眠くなったり、お酒を飲んだときのような心地よさを感じたりします。

とはいえ、笑気ガス麻酔は痛みを抑えるよりも気持ちを落ち着かせる効果がメインで、医療脱毛においては使用する方が少ない傾向にあります。

さらに、笑気ガス麻酔はほかの麻酔方法に比べて料金が高くなることが多いため、コスト面での負担が大きいというデメリットもあります。

医療脱毛で使用される麻酔クリームのメリット・デメリット

医療脱毛で使用される麻酔クリームのメリット・デメリット

医療脱毛で使用される麻酔クリームのメリット・デメリットは次のとおりです。

  • メリット:ピンポイントで使用しやすい
  • メリット:塗るだけで使用できる
  • デメリット:効果が出るまでに時間がかかる
  • デメリット:全身脱毛には不向き
  • デメリット:アレルギーがある場合には使用できない

それぞれ詳しく解説します。

メリット:ピンポイントで使用しやすい

メリット:ピンポイントで使用しやすい

麻酔クリームは塗布した部位にのみ効果があるため、部位によって麻酔の使用を選択できます。

腕や脚の脱毛は耐えられる痛みだけど、VIOのデリケートゾーンの脱毛には麻酔を使用したいなど、部位ごとに使い分けが可能です。

メリット:塗るだけで使用できる

麻酔クリームは専用の器械や注射器などほかの器具を使用せず、塗るだけで麻酔ができる点もメリットのひとつです。

塗るだけなので、初めての方でも抵抗を感じずに使用できるでしょう。

デメリット:効果が出るまでに時間がかかる

脱毛クリームは手軽に使用できる反面、効果が出るまでに時間がかかる点がデメリットです。

一般的に麻酔の効果が出るまでに約30分かかるため、施術時間に加えて30分程クリニックで過ごす必要があります。

ただし脱毛部位が複数ある場合、麻酔の効果を待っている間にほかの部位の施術を進めることで、待ち時間を短縮することが可能な場合もあります。

デメリット:全身脱毛には不向き

麻酔クリームは1回の使用量が最大で10gまでと決められているため、塗る量には気をつける必要があります。

具体的に10gの量で塗れる範囲はひげやVIOなどの限られた範囲です。

お腹や背中・全身の脱毛など、広範囲におよぶ脱毛の麻酔としては不向きです。
痛みが強く感じやすい部分のみに使用しましょう。

デメリット:アレルギーがある場合は使用できない

デメリット:アレルギーがある場合は使用できない

麻酔クリームはリドカインという成分が含まれる薬剤であるため、その成分に対してアレルギーがある方には使用できません。

したがって麻酔使用前には問診を行い、過去に歯科医院などで麻酔薬を使った際に異常がなかったかどうか確認したうえで医師が麻酔の使用可否を判断します。

歯科医院で使われる麻酔薬と麻酔クリームは同じ成分のため、この確認が重要です。

麻酔クリームの副作用は、赤み・かゆみ・蕁麻疹などの皮膚症状が主ですが、浮腫や呼吸困難などのアナフィラキシー症状がみられる場合もあります。

麻酔クリームを塗布した後に、これらの症状がみられた際には、すぐに医師の診察を受けてください。

医療脱毛で使用される笑気ガス麻酔のメリット・デメリット

医療脱毛で使用される笑気ガス麻酔のメリット・デメリット

医療脱毛で使用される笑気ガス麻酔のメリット・デメリットは次のとおりです。

  • メリット:全身脱毛の痛みを軽減できる
  • メリット:麻酔クリームに比べて効果が出るのが早い
  • デメリット:効果に個人差がある
  • デメリット:頭痛や吐き気が出ることがある

それぞれ詳しく解説します。

メリット:全身脱毛の痛みを軽減できる

麻酔クリームは薬を塗布した部分にのみ作用するのに対し、笑気ガス麻酔は軽く酔っているようなリラックスした状態となることで痛みを感じにくくする麻酔法です。

そのため、全身脱毛にも効果があります。

全身脱毛を含め脱毛部位が複数ある方、痛みに対して敏感な方に向いている麻酔法です。

メリット:麻酔クリームに比べて効果が出るのが早い

笑気ガス麻酔はガスを鼻から吸うと速やかに効果を発揮するので、麻酔クリームのように施術予定より早めに来院して前処置をする必要がありません。

施術終了後ガスの吸入を終えると、麻酔は速やかに身体から抜けます。

施術後10〜15分程度院内で様子をみますが、その後特に問題がなければいつもどおりの生活を送ることが可能です。

ただし、車や自転車などで来院された方の場合、院内での安静時間を少し長めにとってもらうこともあります。

デメリット:効果に個人差がある

笑気ガス麻酔は酸素を含んだ混合ガスのため、呼吸機能に影響を与えるリスクがとても低く、鼻呼吸ができる方は基本的に使用できます。

しかし、麻酔効果に個人差があり、以下のような方には笑気ガス麻酔が効きにくい場合があります。

  • 中耳炎を治療中の方
  • 鼻呼吸が困難な方(アレルギー性鼻炎・鼻づまりなど)
  • 喘息や気胸など呼吸器疾患のある方
  • パニック障害や過換気症候群(過呼吸)がある方
  • てんかんの既往がある方
  • 肺閉塞や腸閉塞のある方
  • 2ヶ月以内に眼科手術を受けた方

もちろん上記の対象に当てはまらない方でも、麻酔が効かず、痛みを感じる可能性はゼロではありません。

デメリット:頭痛や吐き気が出ることがある

笑気ガス麻酔は吸入を終えると速やかに麻酔が身体の外に排出されるため、副作用が少ないとされています。

しかし稀に頭痛や吐き気が出る方がいます。施術途中で身体に異変を感じたらすぐにスタッフに伝えましょう。

笑気ガス麻酔は吐き気が出る可能性があるため、施術前の飲食に制限を設けている医療機関もあります。

医療脱毛で麻酔を使用する際の注意点

医療脱毛で麻酔を使用する際の注意点

医療脱毛で麻酔を使用する場合、施術途中で麻酔を使用できるケースは少なく、使用したい場合は事前に申し出る必要があります。

また麻酔の料金は、あらかじめコースに含まれている場合とその都度追加で支払う場合があります。クリニック選びの際には麻酔の使用可否とともに料金もチェックしておくとよいでしょう。

麻酔クリームを使用する場合には、医師や看護師の指示に従い、適切な用法・用量を守ることが大切です。

麻酔クリームは軽度な麻酔効果ですが、一度にたくさんの量を使用することでほかの疾患をまねく恐れがあるため、自己判断での使用はやめましょう。

ここまで麻酔について解説しましたが、麻酔を使わずに医療脱毛を受ける方も少なくありません。

メディカルエピレーションクリニックの脱毛機ジェントルレーズプロとジェントルマックスプロプラスは独自の皮膚冷却機能により、レーザーが照射される直前に表皮を保護する冷却ガスを噴射するため、少ない痛みで医療脱毛を受けられます。

痛みに関して不安な方は、事前に痛みを確認できるテスト照射も行っていますので、一度ご相談ください。

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【医師紹介】メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。

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