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医療脱毛の予約をしているときに、生理が重なる可能性に不安を感じたことはありませんか?
生理中でも施術が受けられるのか、身体へのリスクはあるのか、具体的な注意点は何かといった疑問を抱える方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、生理中に医療脱毛を行えない理由や注意点を詳しく解説し、さらにピル内服中の場合の対応についても触れています。
この記事を読むことで、生理中の施術に関する疑問や悩みが解消され、不安なく次のステップへ進めるでしょう。
医療脱毛は生理中だとできない理由
一般的に生理中の医療脱毛は、避けたほうがよいといわれており、その理由は以下のとおりです。
- 肌のトラブルを起こしやすくなる
- 感染症にかかりやすくなる
- 痛みが生じやすくなる
- 施術中具合が悪くなりやすい
それぞれ詳しく解説します。
肌のトラブルを起こしやすくなる
生理前や生理中にニキビや肌荒れなど肌のトラブルを起こした経験はありませんか?
肌のトラブル原因には、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)が関係しています。
エストロゲンは美容ホルモンとも呼ばれ、肌のうるおいや弾力を保つなど、女性の肌において重要な役割を果たしています。
しかしエストロゲンは排卵日をピークにその後減少し、生理日付近ではその分泌量が少なくなるため、肌が不安定になりやすいです。
一方プロゲステロンは女性ホルモンの一種ですが、男性ホルモンと似た働きを持っています。
生理前にプロゲステロンの分泌が盛んになることで、皮脂の分泌が活発となり、ニキビができやすいです。
このようなホルモンバランスの変化により、生理中の肌は敏感な状態となり、医療レーザーの刺激により、毛嚢炎などの炎症やかゆみ・乾燥などの肌のトラブルを引き起こしやすくなります。
特にニキビができやすい方や肌が乾燥しやすい方は注意が必要です。
感染症にかかりやすくなる
生理中はホルモンバランスの変化や出血による体力の消耗から、免疫力が一時的に低下する場合があります。
また、生理中の肌は敏感になりやすく、炎症や感染のリスクが高まる可能性があります。
特に生理中のVIO脱毛には注意が必要で、生理中は経血が体毛に付着することで雑菌が繁殖しやすい環境です。
脱毛後の開いた毛穴から雑菌が侵入し、感染症を引き起こすリスクが高まることがあります。
痛みが生じやすくなる
生理中の肌はホルモンバランスの変化により乾燥しやすく、肌のバリア機能も低下しています。そのため、脱毛レーザーによる刺激に敏感な状態であり、普段よりも痛みを感じやすいです。
また生理中は、出血により血流が悪くなることで、痛みが生じやすい傾向があります。
生理中は精神面もデリケートな状態であり、痛みによるストレスが体調不良を悪化させる場合もあります。
脱毛部位によっては、普段の施術でも痛みを感じる場合があるので、痛みに敏感な方は生理中の医療脱毛は避けたほうがよいでしょう。
施術中具合が悪くなりやすい
生理中はホルモンバランスの変化により、頭痛や腹痛、腰痛などの体調不良が起こりやすく、体温の変化にも敏感になる傾向があります。
施術部位によっては肌の露出が増えるため、身体が冷えることもあります。
また、医療脱毛では痛みを軽減するために冷却ジェルや脱毛機の冷却機能が使用されるため、施術時はさらに身体が冷えやすい環境です。
このような冷えは体調不良を引き起こす原因となる可能性があります。
生理中の医療脱毛の注意点
医療脱毛は特定の部位を除き、生理中でも脱毛を行えることがほとんどです。
しかし、生理中の医療脱毛にはいくつかの注意点があります。
事前に生理中の医療脱毛の注意点を知っておくことで、万が一肌トラブルなどが起きても、落ち着いて対応できます。
毛周期が変化しているので効果が実感できない
毛周期とは毛が生えたり、抜けたりするサイクルのことで、成長期・退行期・休止期の3つの段階に分けられます。
医療脱毛の施術は成長期の毛に効果を発揮し、退行期や休止期の毛には十分な効果が得られません。
生理中はホルモンバランスの変化により毛周期が乱れ、休止期の毛が増える傾向にあります。
このため、生理中に施術を受けても十分な効果が得られない可能性があります。
レーザーの出力を下げる可能性がある
生理中の肌は乾燥しやすく敏感な状態であるため、普段の脱毛とくらべて痛みを感じやすい傾向があります。
そのため、肌の状態を考慮し、痛みを軽減する目的でレーザーの出力を下げる場合があります。これにより、脱毛効果が十分に得られない可能性があるため、注意が必要です。
VIO脱毛ができない可能性がある
VIOやヒップの脱毛は経血が露出する可能性が高く、施術台・脱毛機・タオルなどに経血が付着するおそれがあります。
生理中のVIO脱毛は、ご本人が感染症にかかりやすくなることはもちろん、経血が付着した物から施術者や次に利用する患者さんにも感染症を広めてしまうリスクが高まります。
このことから、生理中のVIOやヒップの脱毛ができないクリニックは少なくありません。
体調不良がみられるときは中止になる
生理に限らず、体調が優れないときは医療脱毛の施術を受けられない場合があります。
体調不良の際に施術を受けることで、炎症などが長引くおそれがあるためです。
個人差はありますが、生理2~3日目頃までは体調不良が起こりやすく、施術中に体調が悪化することも考えられます。
生理中は急な体調変化がみられる場合があるため、生理期間が終わってから予約の変更をすることをおすすめします。
メディカルエピレーションクリニックでは、生理期間中のVIO脱毛はお受けいただけませんが、その他の部位に関しては施術可能です。
生理期間中や体調に不安がある場合には、予約の変更や相談を承っておりますので、安心してご利用いただけます。
生理中の施術に関するご質問やその他の医療脱毛に関するお悩みがございましたら、ぜひ無料カウンセリングをご利用ください。一人ひとりの体調や肌状態に配慮した適切なプランで、理想の仕上がりをサポートいたします。
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生理中にピルの内服をしているけど医療脱毛はできる?
避妊目的以外にも、月経過多や子宮内膜症などの治療目的でピルを内服する方も増えてきました。
結論からお伝えすると、ピルを内服していても施術は可能ですが、リスクや注意点をきちんと把握しておくことで、より不安なく施術を受けられるでしょう。
飲んだまま施術を受けられる
ピルを服用中の方も医療脱毛を受けられます。
ただし、ピルの副作用が強く出る方や稀にピルを服用中の方の施術を断るクリニックもあります。そのため、カウンセリングの際にピルを服用していることを伝えておきましょう。
肌トラブルへのリスクがあることを把握しておく
ピルを服用中に医療脱毛を行うと、以下のような肌トラブルが生じる可能性があります。
- 色素沈着
- ニキビや毛嚢炎
ピルを服用中の方は、ホルモンバランスの変化で色素沈着しやすい場合があるため、脱毛による炎症後色素沈着が現れることがあります。
通常1ヶ月程で目立ち始め、数ヶ月から1年程で消えることがほとんどです。
また、肌が敏感になることで、ニキビや毛嚢炎が起こりやすくなります。清潔を保てば、数日で治ることが一般的です。
症状が改善しない場合は、医師に相談してみましょう。場合によっては、薬を処方してもらえることもあります。
施術後は肌に刺激になることはしない
ピルを服用中の方が医療脱毛を受けた場合、施術後は肌の刺激になる行為をしないことが大切です。具体的なポイントは以下のとおりです。
- 保湿を徹底する
- 激しい運動や長風呂・サウナを避ける
- 紫外線対策を行う(日焼け止めや日傘の活用)
- 肌は優しく洗う(泡立てた石鹸を使用)
施術後の肌は軽い炎症が起きた状態です。特にピルを服用中の方は肌トラブルが高まりますが、適切なケアでリスクを軽減できます。
メディカルエピレーションクリニックでは、医師が常駐しているため、万が一トラブルが発生した際も迅速に診察や薬の処方が可能です。これにより、ピルを服用中の方でも安心して医療脱毛を受けていただけます。
医療脱毛についてさらに詳しく知りたい方や、肌トラブルに不安がある方は、ぜひ当院の無料カウンセリングをご利用ください。一人ひとりの肌状態やお悩みに寄り添ったアドバイスを行います。
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医療脱毛中に生理が来たときの対処法
生理周期が順調な方でも、施術直前や施術中に生理が来る可能性はゼロではありません。
万が一医療脱毛中に生理が来た場合、次のような対処法が挙げられます。
- タンポンを入れて対応する
- 施術可能な部位の確認
- 施術の中止・日程の振替を行う
それぞれ詳しく解説します。
タンポンを入れて対応してもらうことがある
VIOやヒップなど通常施術ができない部位も、タンポンを使用することで、施術が可能になる場合があります。
ただし、タンポンを初めて使う方やタンポンを使用しても経血が漏れる場合は、施術できないことがあるため注意しましょう。
タンポンを初めて使用する方のなかには、緊張やストレスにより吐き気やめまい、失神などを引き起こすことがあります。
不安な場合は、事前にクリニックに相談し、適切な対応を確認しましょう。
施術可能な部位を確認する
生理中の医療脱毛では、衛生面などの観点から、VIOやヒップの施術が行えないことが一般的です。ただしその他の部位に関しては、生理中でも施術を受けられるクリニックがほとんどです。
事前に生理中でも施術ができるか、またどの部位が施術対象となるのか確認するとよいでしょう。
施術の中止・日程の振替を行う
生理周期が順調な方でも予期せぬ生理が来てしまったり、生理周期が不規則の方はまだ来ないと思っていたのに突然生理が来たりする場合もあるでしょう。
特に生理が始まって間もない10代の方は、身体が成熟しきっていないため、生理が予測できないことも少なくありません。
施術中に生理が来てしまった場合、VIOやヒップ以外の部位のみ照射し、VIOやヒップの施術は中止もしくは日程の振替を行うことがほとんどです。
中止の場合、脱毛1回分の消化あるいはキャンセル料が発生することがあります。
施術中に生理が来る可能性はゼロではないので、その際の対応をカウンセリングなどで事前に確認しておくとよいでしょう。
生理中の医療脱毛を効果的にするために
生理中の医療脱毛は、肌のトラブルや痛みなどの観点から避けたほうがよいですが、何らかの理由で生理中に施術を受ける場合もあるでしょう。
生理中に医療脱毛を受ける際、以下のポイントを押さえることで、施術の効果を高められます。
- 体調を整える
- 普段から肌の保湿をしっかりと行う
- 施術前日の飲酒は控える
- 施術前に肌の汚れを落とし、清潔を保つ
生理中は身体がデリケートな状態になりやすいため、施術前に十分な睡眠をとり、体調を整えておきましょう。
飲酒により体温があがることで、肌が乾燥しやすくなります。また、飲酒により赤みやかゆみが出る可能性もあるため、施術前日の飲酒は控えることをおすすめします。
さらに脱毛後のケアも効果を左右する大切なポイントです。保湿ケアや紫外線対策をしっかり行い、肌のトラブルを予防しましょう。
次回以降の施術をより効果的にするためには、生理周期にあわせたスケジュール調整や肌の状態を確認してから予約を取るとよいです。
メディカルエピレーションクリニックは、医療脱毛業界では珍しい看護師指名制度を採用しています。
毎回同じ看護師が担当することで、患者さんの肌状態を深く理解し、適切な条件で施術を行うことで、より高い効果が期待できます。
施術はもちろん、施術後のケアもしっかりと行っておりますので、医療脱毛に興味のある方は一度無料カウンセリングへお越しください。
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1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。