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2024/12/02

医療脱毛に使われるレーザーの種類|それぞれの特徴も解説

医療脱毛に使われるレーザーの種類|それぞれの特徴も解説

レーザー脱毛を受けたいと考えていても、基本的な知識がなく悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

種類ごとの特徴を知ると、自分にあっているレーザー脱毛の種類が分かるようになります。

レーザー脱毛を検討中の方は、まず種類ごとの違いを理解しましょう。

この記事では医療脱毛に使われるレーザー脱毛の種類やそれぞれの照射方法、部位や肌の状態に応じた選び方を解説します。

レーザー脱毛の種類や特徴を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

医療脱毛に使われるレーザーの種類

女性

レーザー脱毛ではアレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーの3種類が使用されるのが一般的です。

それぞれのレーザーでは波長の長さが異なり、長ければ長いほど皮膚の深い部分にまでレーザーが届きます。

3種類のレーザーの特徴を知り、自分にあったレーザーを選びましょう。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーの波長は755nmで、3種類の中でもっとも波長が短いレーザーです。

レーザーが届く深さがあまり深くないため、毛根が深い男性のひげなどには向いていません。

メラニン色素によく反応する特徴があり、黒い毛根部分に的確に照射できます。反対に産毛などのメラニン色素が薄い部分には反応しにくいのがデメリットです。

また肌表面のメラニン色素にも反応しやすいので、日焼けしている方や色素沈着している方、ほくろが多い方はアレキサンドライトレーザーを照射できない可能性があります。

また、メラニンが含まれない白髪には使えないので、注意しましょう。

ただし、アレキサンドライトレーザーは日本人の肌と相性がよいといわれており、メラニンを破壊してくれるので美肌効果も期待できます。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーの波長は約800nmで、3種類の中では中間的な性質をもつレーザーです。

メラニンの影響を受けにくいので、多少日焼けしている方や色素沈着がある方でも照射できます。

また、低出力の蓄熱式脱毛で少しずつ照射できるので、時間をかければ産毛の脱毛も可能です。

産毛が多い顔部分や背中などにも向いている脱毛方法でしょう。
低出力でレーザーを照射するので、痛みを感じにくいメリットもあります。

ヤグレーザー

ヤグレーザーの波長は1064nmで、3種類のレーザーの中でもっとも長い波長のレーザーです。

皮膚の深い部分にまでレーザーが届くため、太い毛や濃い毛の脱毛効果も期待できます。

ただし、奥まで届く分、照射時に痛みを感じやすいのがデメリットです。

麻酔の併用など、痛みを軽減する工夫をしているクリニックを選ぶと良いでしょう。

なお、ヤグレーザーはメラニンに影響されにくいのが特徴のレーザーなので、日焼けした肌や色素沈着している方への施術にも適しています。

医療脱毛のレーザー照射方法の違い

医療脱毛 女性

レーザー脱毛は波長の違いだけでなく、照射方法にも違いがあります。

自分にあった照射方法を選択しないと、時間とお金のムダになってしまうでしょう。

レーザー脱毛の照射方法には熱破壊式と蓄熱式がありますが、以下ではそれぞれの特徴を解説します。

熱破壊式

熱破壊式レーザーは、レーザーを高出力で照射して毛根部分を破壊する照射方法です。

脱毛効果が実感しやすく、早ければ1週間~2週間程で毛が抜けるのを感じられます。
短期間で脱毛できるので、何度も通院する必要がありません。

ただし、黒いメラニン色素に反応する仕組みなので、産毛や毛根が小さな毛には不向きです。

また、高出力で照射する分、照射時に強い痛みを感じる可能性があります。
痛みに強い方や、短期間で脱毛したい方向けの照射方法です。

蓄熱式

蓄熱式は熱破壊式のように毛根部分に照射するのではなく、毛の真ん中あたりにあるバルジ領域と呼ばれる部分にレーザーを当てていきます。

バルジ領域とは、毛を作る指令を出している器官です。
バルジ領域を破壊すると発毛の指令が出されなくなるため、毛根部分を破壊せずに脱毛効果が期待できます。

蓄熱式は低出力でレーザーを照射するので、熱破壊式よりも痛みを感じにくいのがメリットです。

ただし、低出力でゆっくり時間をかけて施術していくので、効果を感じにくい場合があります。

熱破壊式に比べると、通院期間も長くなるので時間に余裕がある方に向いている方法です。

医療脱毛に使われるレーザーの特徴

肌の調子

レーザーの種類を解説してきましたが、結局自分にはどのレーザーがあっているのか分からない方も多いでしょう。
自分にあったレーザーの種類を選ぶと、効率的に脱毛できます。

以下では肌質や毛質に応じたレーザーの選び方や、痛みの感じやすさを解説するので、ぜひ参考にしてください。

剛毛に向いているレーザー

剛毛の方はメラニン色素が多いため、基本的にはどのレーザーでも脱毛効果が実感しやすいでしょう。

特にアレキサンドライトレーザーはメラニン色素への反応に優れているため、黒々とした毛根をもっている剛毛の方に向いています。

ただし、アレキサンドライトレーザーは波長が短いので、毛根が深い人やひげの濃い男性にはヤグレーザーを使うケースも多いです。

ヤグレーザーは皮膚の奥までレーザーを照射できるので、根深い毛にも効果が期待できるでしょう。

ヤグレーザーは照射時の痛みも強いので、麻酔を使ってくれるクリニックでの施術がおすすめです。

日焼け肌に強いレーザー

男性 脱毛

日焼け肌の方はメラニン色素に反応しにくい蓄熱式ダイオードレーザーか、ヤグレーザーを選びましょう。日焼け肌は肌の表面でメラニンが生成され、肌が黒くなっている状態です。

メラニン色素への反応がいいタイプのレーザーを選ぶと、毛根部分だけでなく肌表面のメラニンに反応し火傷するリスクがあります。

アレキサンドライトレーザーや熱破壊式ダイオードレーザーはメラニン色素に反応しやすいので、日焼け肌には不向きです。

白髪に強いレーザー

白髪にはメラニン色素がないため、メラニン色素に照準を当てるタイプのレーザー脱毛を行っても効果がありません。

白髪を完全に脱毛したい方は、レーザー脱毛ではなくニードル脱毛(医療針針脱毛)をする必要があります。

とはいえ、ニードル脱毛は痛みを強く感じる方が多いので、広範囲を脱毛したい方には辛い時間になってしまうでしょう。

誰しも加齢とともに白髪の量は増えてくるため、毛が黒いうちにレーザー脱毛を検討するのがおすすめです。

痛みが少ないレーザー

痛みに弱い方は、他のレーザー脱毛よりも痛みが少ない蓄熱式のダイオードレーザー脱毛を選択するケースが多いです。

蓄熱式ダイオードレーザーは皮膚の表面近くにあるバルジ領域にじわじわ熱を与えて脱毛していきます。

そのため、脱毛時にも熱を感じる程度の痛さで、アレキサンドライトレーザーやヤグレーザーよりは痛みを感じにくいタイプのレーザー脱毛です。

とはいえ、痛みの感じ方は人それぞれなので、不安な方は事前に相談してから施術を受けましょう。

メディカルエピレーションクリニックでは厚生労働省承認の新しい脱毛機械「ジェントルマックスプロプラス」を導入しています。

この機械はアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類のレーザーを搭載しており、肌質や毛質に合わせて脱毛効果が高くなるよう照射方法を選ぶことができます。

また、ジェントルマックスプロプラスには「DCD(ダイナミッククーリングデバイス)」という冷却機能があり、レーザー照射直前に冷たい風を吹き付けることで、痛みを感じにくくすることが可能です。

痛みが少ない施術を提供しているので、痛みに弱い方や脱毛が初めての方も気軽にご相談ください。

\ お気軽にご相談ください /

部位ごとに向いているレーザーの種類

女性 足

脱毛部位によって、向いているレーザーの種類に違いがあります。

なぜなら、部位によってムダ毛の量や濃さが異なるからです。

ムダ毛が濃い部分や根深い毛が生えている部位と、産毛が多い部位でレーザーの種類を変えると、より効率的に脱毛できるでしょう。

以下では、部位ごとに向いているレーザーの種類を解説します。

全身脱毛

全身脱毛の場合は、脱毛の種類を切り替えられるダイオードレーザーが向いているでしょう。

ムダ毛の量が多い部位では熱破壊式脱毛、産毛が多い部位や日焼けしている部位には蓄熱式脱毛と照射方法を使い分けることで効率的に脱毛できます。

また、メディカルエピレーションクリニックで導入しているジェントルマックスプロプラスは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを切り替えられるので全身脱毛に向いている脱毛方法です。

剛毛部分にはアレキサンドライトレーザー、産毛が多い箇所にはヤグレーザーと照射方法を変えながら、ムダ毛にアプローチしていきます。

レーザー照射直前に冷たい風を吹き付けて痛みを軽減するので、痛みに弱い方でも脱毛しやすいでしょう。

また、最大26mm径で照射できるので、広範囲の脱毛でも短時間で行えます。

このため、特に全身脱毛をご検討の方には、効率よくスピーディーに施術が行えるためおすすめです。

また、冷却機能により肌への刺激を抑えられるため、痛みに不安のある方にも安心してお試しいただけます。

メディカルエピレーションクリニックでは、一人ひとりの肌状態に合わせたカスタマイズ施術を行っております。

お客様の毛質やご希望に応じた最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽に無料カウンセリングにお越しください。

\ お気軽にご相談ください /

脇脱毛

脇部分は毛が太く、濃いのが一般的です。そのため、アレキサンドライトレーザーや熱破壊式のレーザー脱毛を選択すると、効果を実感しやすいでしょう。

アレキサンドライトレーザーはメラニンへの反応がいいので、濃い毛には特に効果を発揮します。

ただし、脇は皮膚がこすれるので色素沈着が起こりやすい部位です。

色素沈着が激しい方はアレキサンドライトレーザーではなく、ヤグレーザーの脱毛を選択すると火傷のリスクを軽減できます。
ヤグレーザーは細い毛にも効果を発揮するので、脇部分に産毛が多い方でも効果を実感しやすいでしょう。

顔脱毛

顔脱毛

顔部分は皮膚が薄く痛みを感じやすい箇所なので、レーザーの種類は慎重に選択する必要があります。

肌へのストレスが少ない蓄熱式ダイオードレーザーは、顔脱毛にも適した脱毛方法です。

顔は産毛が多いので、蓄熱式ダイオードレーザーでじっくり熱を当て、時間をかけて脱毛していきます。

アレキサンドライトレーザーは産毛に反応しにくいので、顔脱毛には不向きです。

ただし、毛根が深い男性のひげにはダイオードレーザーでは脱毛効果が薄いため、ヤグレーザーが使われることも少なくありません。

VIO脱毛

VIOは太く、濃い毛が多いのでアレキサンドライトレーザーがおすすめです。

黒い毛根に反応し、しっかりレーザーを照射できます。

痛みを感じやすい部位ですが、冷却装置で肌を冷やしながら脱毛するので、痛みを軽減できるのも特徴です。

痛みに弱い方は蓄熱式レーザー脱毛も選択肢のひとつですが、低出力なので効果を実感するまでに時間がかかるでしょう。

また、VIOは下着の擦れなどで色素沈着が起こりやすい部位です。

メラニン色素が多いと火傷のリスクが高まり、アレキサンドライトレーザーが照射できないので、デリケートゾーン用の美白化粧水などで普段からケアしておくようにしましょう。

ご自身に合った医療脱毛のレーザーを選ぶためには

背伸び 女性

脱毛したい部位の毛質やメラニン色素の量、痛みの感じやすさに応じて、適切なレーザーで施術を受けることで、より高い効果を実感できます。

毛が濃い方には高い出力パワーを持つアレキサンドライトレーザーが、産毛が多い方には肌の深部まで届くヤグレーザーが効果的です。

また、痛みが気になる方も冷却機能付きのレーザーで、安心感を持って施術を受けられます。

ただし、痛みの感じ方には個人差があるので、まったく痛みを感じないわけではありません。
どのタイプのレーザーがあっているのか分からない方は、事前にクリニックでアドバイスをもらうようにしましょう。

メディカルエピレーションクリニックでは、「ジェントルマックスプロプラス」と「ジェントルレーズプロ」を使用しており、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの両方を搭載した新しい機器で、全身のあらゆる部位に対応可能です。

これにより、一人ひとりの肌質や毛質に合わせた適切な施術を提供しています。
経験豊富なスタッフが無料カウンセリングで丁寧にアドバイスいたします。

料金や施術に不安をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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【医師紹介】メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

メディカルエピレーションクリニック院長 窪田 昭男

1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。

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