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「医療脱毛を受けてみたいけど、1回でどのくらい効果が出るのだろうか」「脱毛完了までに何回施術を受ければよいのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
医療脱毛を考えている方のなかには、なるべく少ない回数で脱毛を完了したい方や、1回目の効果を見て脱毛を続けるか決めたい方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、医療脱毛1回目の効果や、脱毛完了までに必要な回数について紹介します。脱毛を受けた後のケアについても解説していきます。
医療脱毛の効果や完了までにかかる回数の目安を理解したうえで、医療脱毛を検討していきましょう。
医療脱毛1回目の効果は?
医療脱毛は、1回受けただけでは大きな効果は現れません。
脱毛の効果には、毛質や照射するレーザーの種類、毛周期などが複雑に関わり合うためです。
では、医療脱毛1回目ではどのくらいの効果が見られるのでしょうか。
1回だと効果が薄い
医療脱毛は、1回目の施術では効果が薄くしか現れません。なぜなら、体毛には毛周期があるためです。
毛周期は体毛の発育リズムであり、成長期・退行期・休止期の3つの周期があります。
医療脱毛の効果は、毛周期のうち成長期の毛にしか現れません。
医療脱毛のレーザーは、毛の中に含まれるメラニンに対して熱エネルギーを与え、脱毛効果をもたらします。このメラニンを多く含むのが、成長期の毛です。
よって1回目の施術で成長期にあった毛には脱毛効果が現れますが、退行期・休止期にあった毛には効果が現れず、医療脱毛を受けた後でも生えてきてしまいます。
しっかりとした脱毛効果を得るためには、一定の周期で繰り返し医療脱毛を受けることが必要です。
レーザーの種類や照射方法でも違いがある
医療脱毛に用いられるレーザーの種類や照射方法によっても、1回目の施術で得られる効果が変わります。
2021年現在、厚生労働省が医療用レーザー脱毛器として認可している脱毛器に用いられているレーザーは、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・Nd:YAG レーザーの3種類です。
これら3種類のレーザーは、波長がそれぞれ異なります。
- アレキサンドライトレーザー:755nm
- ダイオードレーザー:810nm
- Nd:YAG レーザー:1064nm
またレーザーの照射方法も、ハンドピースの大きさや単射式・連射式かによって異なるため、1回目の施術でどのくらい照射できたかによって効果も変化します。
メディカルエピレーションクリニックでは、メラニンへの吸収率が高いアレキサンドライトレーザーと、波長が長く深部までレーザーが到達するYAG レーザーを使い分ける2種類の脱毛器(ジェントルレーズプロ・ジェントルマックスプロプラス)を採用しています。
ハンドピースのスポット(レーザーの照射口)も大きいため、1回目からしっかりとした脱毛を受けることが可能です。
毛周期に合わせた脱毛が効果的である
医療脱毛は、1回だけでなく毛周期に合わせて繰り返し施術を受けることで、効果が現れます。
先述したように、医療脱毛のレーザーはメラニンの多い成長期の毛にしか効果が与えられません。
1回目の施術時に退行期・休止期に入っていた毛にも効果を与えるには、毛周期に合わせた再照射が必要になります。
毛周期のサイクルは、約2~3ヵ月です。したがって、一般的には2~3ヵ月に1回医療脱毛を受けることで、よりしっかりとした脱毛効果が得られます。
毛周期や1回の照射でどのくらい脱毛効果を得られるかには個人差があるため、自分に適した脱毛ペースを見つけるには、クリニックで脱毛のプロに相談するのがよいでしょう。
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医療脱毛1回で効果が得られにくいケース
医療脱毛1回では効果が出にくい毛質・肌質もあります。どのような毛質・肌質だと脱毛効果が現れにくいのか、確認していきましょう。
産毛や長い毛
産毛や長い毛は、1回目の医療脱毛では効果が出にくいです。医療脱毛のレーザーはメラニンに反応して脱毛効果をもたらすため、細くて薄い産毛にはあまり強く反応しません。
産毛を早く脱毛したいからとむやみにレーザーの出力を上げると、かえって硬毛化・増毛化のリスクが高まるため、慎重な照射が必要になります。
また、毛が長いまま医療脱毛を受けると、火傷などの肌トラブルにつながるため注意が必要です。
脱毛の施術を受ける前に、自分でシェービングを行うようにしましょう。
毛根の深い毛
毛根の深い毛も、医療脱毛の効果が出にくい毛質の1つです。
毛根が深いと、レーザーの熱ダメージが毛根に届きにくくなるため、脱毛の効果も現れにくくなります。
レーザーの出力を上げて無理に毛根までレーザー光を届けようとすると、硬毛化のリスクが高まるため、注意が必要です。
毛根が深い毛の場合は、波長が長いレーザーで照射を行うと効果が見られやすくなります。
色素の薄い毛
色素の薄い毛も、医療脱毛の効果が現れにくい毛質です。医療脱毛のレーザーがターゲットとするメラニンは毛を黒くしている色素であるため、黒い毛にはよりしっかりとした脱毛効果が現れます。
反対に、色素が薄い毛はメラニンの量も黒い毛より少ないため、レーザーの熱エネルギーが届きにくく脱毛効果もなかなか現れません。
毛の色が薄い場合は、脱毛効果が現れるまでにより多くの回数が必要になると考えておきましょう。
日焼けのある肌
日焼けによって色が濃くなった肌も、医療脱毛の効果が出にくい原因になります。
日焼けによって生成された皮膚表面のメラニンが、医療脱毛のレーザーによる熱エネルギーを毛根に届く前に吸収するためです。
毛にしっかりとした脱毛効果をもたらすことが難しくなるうえに、火傷などの皮膚トラブルが発生しかねないため、レーザーそのものの出力も通常より弱まります。
医療脱毛を受ける際は、なるべく日焼けをしないように心がけましょう。
あざのある肌
あざがある肌も、医療脱毛の効果が現れにくい肌質です。
あざなどで皮膚自体に色素沈着が起こっている場合、レーザーによる火傷などのトラブルを防ぐために、色素沈着している部分を避けて照射することになります。
また、あざの状態によってはレーザーの照射自体ができない可能性もあるため、注意が必要です。
気になるあざがある場合は、事前にクリニックで相談しておきましょう。
医療脱毛に必要な部位ごとの回数
医療脱毛でしっかりとした効果を得るためには施術の回数を重ねる必要がありますが、脱毛完了までに必要な回数は身体の部位によっても異なります。
ご自身の脱毛したい部位にどのくらいの回数が必要なのか、確認していきましょう。
腕・腋
腕・腋の脱毛完了までに必要な回数は、5~8回程度です。
ただし、毛量や毛質・肌質によって必要になる回数には個人差が出るため、脱毛完了までに12回ほどかかる可能性もあります。
肘の辺りや腋は、レーザーを照射する際に熱さや痛みを感じやすい部位になるため、レーザー出力の調整が重要です。
脚・ボディ
脚・ボディの脱毛完了までに必要な回数は、腕・腋と同様に5~8回程度です。
毛質・肌質・毛量によって、脱毛完了までに必要になる照射回数は変わってくるため、十分な脱毛効果を得るまでに12回ほど照射が必要になるケースもあります。
膝周りや足の付け根、肌の色が濃い部分はレーザー照射による痛みを感じやすいため、出力を調整しながら施術を行います。
顔
顔の脱毛完了までに必要な回数は、5~8回程度ですが、産毛の量や肌質によって必要になる回数は変わってきます。
顔に関しては、毛周期が約1ヵ月とほかの部位に比べて短いのが特徴です。
顔のみを脱毛したい場合は、月に1回程度のペースで通うと、より効率的に施術を行えます。
また、産毛が多い場合は脱毛の効果が現れにくくなるため、気になる方は事前にクリニックでどのくらいの回数が必要になるか見てもらいましょう。
VIO
VIOの脱毛完了までに必要な回数は、どこまで減毛するかによって異なります。
自己処理を楽にするくらいであれば5回ほどで効果が得られますが、ツルツルのハイジニーナ状態にしたい場合、8~13回ほどの照射が必要です。
VIOは肌の色が濃くなっているケースも多く、施術時にレーザーの痛みを感じやすい部位になります。
痛みが苦手な方や、VIOの黒ずみが不安な方は、事前にクリニックで相談しましょう。テスト照射を受けてみるのも方法の1つです。
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医療脱毛後のケア方法は?
医療脱毛の後は、しっかりと肌のケアを行うことが重要になります。
脱毛後に適した肌ケアを行って、レーザーによる肌トラブルを防ぎ、効果的な脱毛が受けられるようにしましょう。
紫外線対策を怠らない
脱毛を受ける際に重要なのが、紫外線対策です。
脱毛後の肌は、レーザーによるダメージを受けており、日焼けしやすくなっています。
脱毛後に日焼けをすると、皮膚のメラニン生成が促進されるほか、色素沈着の原因にもなりかねません。
また、日焼けした状態の肌では次回以降の医療脱毛が受けられなくなる可能性もあります。日焼け止めを適切に用いて、普段よりもしっかりとした紫外線対策を行いましょう。
保湿を行う
医療脱毛後の肌は、レーザーによるダメージで、通常よりも乾燥した状態になります。
普段よりもしっかりとした保湿ケアを行いましょう。
保湿ケアに使う化粧品は、基本的には普段から使っているもので大丈夫です。
ただし、肌への刺激が強い化粧品を使っている場合は、肌に優しい化粧品に切り替えて保湿を行いましょう。
炎症と赤みのケアをする
医療脱毛のレーザーを受けた肌には、炎症や赤みが現れます。
レーザーを受けた肌は軽度の熱傷状態となっているため、炎症や赤みを長引かせないためのケアが必要です。
肌の乾燥による赤みを防ぐためにも、保湿ケアはしっかり行いましょう。
また、炎症や赤みによる痛みがある場合は、クリニックで相談して赤みや炎症を抑える薬を処方してもらうのも手段の1つです。
医療脱毛1回目の効果や必要回数
今回は、医療脱毛1回目での効果や、脱毛完了までに必要な回数について解説してきました。
医療脱毛は、1回目で大きな効果が出るわけではありませんが、毛周期に合わせて施術を繰り返すことでしっかり脱毛できる方法です。
自分の毛質・肌質に合わせたレーザー照射をしてもらう、脱毛後の保湿ケアを十分に行うことで、よりきれいな毛のない肌を目指せます。
医療脱毛では、自分に合った施術を受けるためにも、クリニックで脱毛のプロと相談することが大切です。
メディカルエピレーションクリニックでは、脱毛が初めての方に向けた無料カウンセリングを行っています。カウンセリングで脱毛の希望や不安をしっかり相談し、自分に合った脱毛計画を立ててもらいましょう。
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1975年金沢大学医学部卒業後、放射線科、外科、小児外科を経て、1989年に小児外科医長。2000年主任部長就任後、米国留学や大学教授など歴任。2021年にクリニック開業。