メディクリの介護脱毛

45歳以上の男女の患者さまの数は、ここ数年急増しているといわれていて、実際当院でもかなり多くの患者様にご来院いただいています。介護脱毛を希望する人は着実に増えていて、年代的に子育てが一段落したり、自分のために使う時間や金銭的な余裕ができたりといった要因もあると考えられます。

梅原真紀子医師

そうですね。親の介護でオムツ交換や身体を拭く際にムダ毛があることで、身体の清潔を保つことが大変だったという方が多くいらっしゃいます。だからこそ、「自分が介護を受ける立場になった時には、介護者の手を煩わせたくない」と思われるのでしょう。

デリケートゾーンは、拭き取ったつもりでも毛の間や皮膚に排泄物が残りやすい部位で、炎症や感染症を引き起こすこともめずらしくありません。

免疫力が低下している場合も多く、オムツなどでは菌が増殖して感染症のリスクが高まります。そのため、介護者はより丁寧に清拭（せいしき）をする必要があるわけですが、ごしごし拭いて肌を傷つけてしまってはよくありません。脱毛をしておくことで、感染症や皮膚トラブルのリスク、オムツ交換の際の臭いを軽減することができます。介護脱毛は、介護される人、介護する人の双方に大きなメリットがあると思います。

医療用レーザー脱毛機は、強いエネルギーで毛根組織を破壊しますから、少ない回数で脱毛することができます。医療脱毛は医師が、または医師の監督・指導のもと看護師が行いますから、脱毛時に何かしらの皮膚トラブルが起きてしまった場合でも、適切に対応することができます。

アンダーヘアをすべて無くすこと（ハイジニーナ）もできますし、毛量や形を調整することもできます。逆三角形、I型、無毛型などのデザインが選べて、なかでも逆三角形は、自然な印象であると同時に清潔感があります。逆三角形は、温泉のような公共の場にも気兼ねなく行けるので人気が高い形です。ただ、今は若い女性は当たり前のようにVIO脱毛していますので、人前も気にする必要のない時代になりました。

痛みの感じ方は、照射部位や毛の密度、濃さなどで個人差があります。デリケートゾーンは痛みを感じやすい部位ですが、我慢できる程度の痛みです。また、施術を何回か行うと毛が薄くなってくるので、それとともに痛みが減っていきます。

麻酔クリームをご使用いただく事ができます。より痛みを軽くしたいという場合や痛みに弱いという方は、事前にご相談ください。

メディクリで使用している医療レーザー脱毛機「ジェントルマックスプロプラス」「ジェントルレーズプロ」は、毛の黒いメラニン色素に反応して発毛組織を破壊することで脱毛の効果を得ます。そのため、レーザーのターゲットとなるメラニン色素のない白髪は、十分な効果を得ることができません。是非白髪が増える前の脱毛をおすすめします。

お父さまの介護を経験された60代の女性の患者様で、介護する人・される人の双方に、メリットがあると実感して介護脱毛をされたという方がいらっしゃいます。その方からは、「思いのほか快適で、もっと早くしておけば良かったと思うほどです」というお声をいただきました。元気なうちは、自分が介護を受けるときのことはなかなか想像しづらいものですが、介護脱毛は、将来に向けた準備の一つといえます。介護者の負担だけでなく、感染症などのリスクの軽減につながる介護脱毛。今後もその需要は高まっていくのは確実です。